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玉音放送 終戦の詔勅2
2007/10/19(Fri) 12:59:17
加之敵ハ新ニ殘虐ナル爆彈ヲ使用シテ頻ニ無辜ヲ殺傷シ慘害
ノ及フ所眞ニ測ルヘカラサルニ至ル


・さらに敵は新たに残虐な爆弾(原爆)を使用してしきりに無辜(むこ:罪のない人)を殺傷し、惨害は本当に予想できなかったものとなった(予想だにしないできごとが!!って感じです)


而モ尚交戰ヲ繼續セムカ終ニ我カ民族ノ滅亡ヲ招來スルノミナラス延テ人類ノ文明ヲモ破却スヘシ

・しかもなお戦争を続けるとなると、我民族の滅亡を招くのみならず、全人類の文明までも破滅させることになるだろう


斯ノ如クムハ朕何ヲ以テカ億兆ノ赤子ヲ保シ皇祖皇宗ノ神靈ニ謝セムヤ是レ朕カ帝國政府ヲシテ共同宣言ニ應セシムルニ至レル所以ナリ

・もしそんなことになってしまったら、朕はどうやって億、兆の国民(赤子は、天皇が親として国民のことをいっている)を保安し、歴代天皇の神霊に謝ることができようか。これが、朕が帝國政府に共同宣言に応ずるようにさせるに至った理由である。


朕ハ帝國ト共ニ終始東亞ノ解放ニ協力セル諸盟邦ニ對シ遺憾ノ意ヲ表セサルヲ得ス

・朕は、日本とともに終始東アジアの解放のために戦ってきた諸盟邦に対して、残念であったという意を表さないわけにはいかない



今回はここまで。
意外と長いですね…
てかだれか読んでるのか?wwwww

さて、最後の、帝國ト共ニ終始東亞ノ解放ニ協力セル諸盟邦とありますが、これが何を指しているかわかりますか?日本だけがアメリカと戦っていたわけではないんですよ。

日本が敗勢に回り始めてから、大東亜会議なるものが開催されました。
そこに中国、満州、フィリピン、インドネシア、ビルマ、タイ、インドの代表が集まっています。ここでいう中国とは、蒋介石の重慶政府ではなくて、汪兆銘の南京政府です。
各国は真に日本を信頼してというよりも、この機に日本を利用して独立するべきだ!という立場なのですが、表向きは日本に協力的なわけです。日本に負けられると独立はなくなりますから。
外交とはこの様なものだと思いますね。
本当に仲が良いと思わせておいて実は、自国のために相手を利用し続ける。


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もえたんテラ好き
2007/10/18(Thu) 00:52:37
玉音放送 終戦の詔勅
2007/10/17(Wed) 08:20:23
玉音放送の頁
上記サイトに音声ファイルもあります。原文は上記サイトより拝借しました。

朕深ク世界ノ大勢ト帝國ノ現状トニ鑑ミ非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ收拾セムト欲シ茲ニ忠良ナル爾臣民ニ告ク

・朕は世界の大勢と帝國の現状とを考慮し、非常の措置をとって時局(戦争)を終わらせようと思ったので、いまからあなたたち忠良な臣民に告げる。


朕ハ帝國政府ヲシテ米英支蘇四國ニ對シ其ノ共同宣言ヲ受諾スル旨通告セシメタリ

・朕は帝國政府に、米英支(中国)蘇(ソ連)に対してその共同宣言(ポツダム宣言)を受諾することを通告するように命じた。


抑ゝ(そもそも)帝國臣民ノ康寧(こうねい)ヲ圖(はか)リ萬邦共榮ノ樂(たのしみ)ヲ偕(とも)ニスルハ

・そもそも帝國臣民が心身ともに健康であるようにし、世界がともに栄える楽しみをともにすることは


皇祖皇宗(こうそこうそう)ノ遺範ニシテ朕ノ拳々(けんけん)措(お)カサル所

・代々天皇家の遺範(規範みたいな)であり、朕が常に意識しているところであり


曩ニ(先に)米英二國ニ宣戰セル所以モ亦實ニ帝國ノ自存ト東亞ノ安定トヲ庶幾スルニ出テ

・先に米英二国に対して宣戦した理由も、まさに帝國の自存と東アジアの安定とを願ったところから出ており


他國ノ主權ヲ排シ領土ヲ侵スカ如キハ固ヨリ朕カ志ニアラス

・他国の主権を排除して、その領土を侵略するようなことは、元々朕の意図していたことではない


然ルニ交戰已ニ四歳ヲ閲シ朕カ陸海將兵ノ勇戰朕カ百僚有司ノ勵精朕カ一億衆庶ノ奉公各ゝ最善ヲ盡セルニ拘ラス戰局必スシモ好轉セス世界ノ大勢亦我ニ利アラス

・それにも関わらず、戦争状態は四年を経過し、朕の陸海軍将兵の勇戦、朕の官吏役人の励精、朕の一億庶民の奉公がそれぞれ最善を尽くしたにもかかわらず、戦局は好転したとはいえず、世界の情勢もまた我々に不利である



長いからここでいったん切ります。
ここまででいえることは、国体の護持(立憲君主制)のために、原稿を考えた人たちが一生懸命天皇に責任が及ばないように計らったことでしょう。天皇のため?
それもあるでしょうが、当時の日本人にとって天皇は神です。神に戦争責任が及んでは自分達の立場がありません。キリストが、釈迦が、アラーが侮辱されるようなものですよ。

世界の情勢も我々に不利とは、同盟国のイタリア、ドイツは降伏し、イタリアにいたっては連合国側として参戦しちゃったりします。んで、原爆2発落とされたと思ったら火事場泥棒的にソ連(日ソ中立条約を破って)が参戦してきます。不利も不利ですよ。

生物学の特徴
2007/10/16(Tue) 12:09:40
ということで、やっと勉強しようシリーズにわしの専門敵領域である生物学を足します。
なんで最初に生物じゃないんだという問いには、興味があんまりないから。と答えます。基本的に専門科目は嫌いになる傾向があります、わし。
高校のときは日本史ばっかやってました。

まあどうでもいいのです。
とりあえず、生物学と他の理系科目(化学、物理)との違いについて説明しましょう。地学はよくわからんけど、どっちかというと生物に近いかもしれませんね。

生物の特徴、それは実験するのが難しい。ということです。
実験、研究というのは多くはその現象の原理の解明とか、法則の発見のために行います。
たとえば、重力の影響を調べるためにピサの斜塔から重さの異なるものを落として落下速度を比べるとかですね。この場合、空気抵抗もあるのですが、形状が大きく違わない限りそれほど大きな影響を与えないでしょう。
つまり、単純なんです。

が、生物の場合、体内では複雑な代謝系、生態系においては複雑な物質の循環と環境からの影響などがあり、個々の要因の影響を調べるのが非常に困難になるわけです。

たとえば、遺伝の研究について話をすると、メンデル以前の遺伝学者は、身長とか、見た目とか、体重とかそういうものの遺伝について調べていました。これらは複数個の遺伝子の影響と、環境の影響を受けます。
要するに、こんなもの調べていったって、遺伝についてほとんどわからないということなのです。

そこでメンデルが登場するわけです。
彼は偶然にエンドウの種子の形とか色に違いがあって、その割合が一定であることに気づきます。偶然です。しかも、偶然それらの形質は単一遺伝子によって支配され、環境の影響をあまり受けない形質だったのです。

そこで彼は特定の形質について純系(その形質をもつ系統の個体同士を掛け合わせても同じ形質しか現れない系統)を作り出し、雑種を作る実験を行います。
その結果、黄色の種子を作る系統と緑色の種子を作る系統を掛け合わせた雑種第一代(F1)はすべて黄色い種子を作ることがわかりました。じゃあ、緑色の種子を作る要素的なものはどこに行ったのだろうということで、F1どうしを掛け合わせてみました。すると、黄色:緑=3:1という結果が出たのですね。

ここから、メンデルの遺伝法則が考え出されたわけです。
すべてのF1は黄色い種子しかつけなかったが、そのF1どうしを掛け合わせると緑色の種子をつけるものが四分の一できたということは、F1にも緑色の種子をつける要素が含まれているということになります。含まれているけど、その形質は発現しない。そこで、遺伝の要素には優劣があること、それぞれの両親から確実に要素を受け継ぐことが考えられるわけです。

で、長くなるからここまでにしますが、メンデルは物理学を学んだ人です。生物学に物理学の考えを導入したということになりますかね。それまでの生物学にはこういう考え方はなかったんですね。
物事を簡単にみていくという考え方が。

だから、メンデルがこの実験結果を考え出した当初は受け入れられなかったのです、生物学界に。

なんかちょっとそれたな。
で、このエンドウの場合は純系を作って単一形質についての遺伝を調べることで、「遺伝」という要因について綺麗に説明できたわけです。

じゃあ、今度は人間について考えてみましょう。
たとえば、人の性格について調べたいとします。

「キレる人」と「キレない」人がいるのは何故か。

ちょっと考えてみてください。
生物やってないから、生物選択者と比べると不利だ!!って思ってませんか?
思ってるでしょ。わしの学部の物理の人みんなそうでした。
でもね、生物なんて2回ぐらい教科書読んだらおkですよ。

一通り理解さえすれば大学で新しいことを習う難しさっていうのは、高校で生物学んだ人と変らないと思いますよ。
生物ってそういう学問なんですよね。(それで大学受験の生物で高得点取れるって意味じゃないですよ)

前半の知識がないから後半とけないとかそういうのじゃないんです。
歴史に近いね。
近代から読み始めても、古代やってないから意味がわからないとかないでしょ。

まあ生物で大事なところっていったら細胞のところと遺伝のところぐらいっすかね。

あと、生物の基礎は物理と化学です。
物理と化学を生物に応用したのが生物学です。
分子生物学とかになってくるとおそらく物理やってた人のほうが有利になるはずです。
生化学なんて、有機化学そのものですよ。


高校生物:理解する≠点数がとれる(さらに暗記しないといけない)
物理:理解する=点数がとれる(暗記の量が少ない)
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