忍者ブログ
皆さんの疑問、悩みをすっきり解決します!!質問箱へ急げ!!
フリーエリア

最新トラックバック
プロフィール
HN:
大前伍長
性別:
男性
バーコード

ブログ内検索
[PR]
2024/04/28(Sun) 02:30:22
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

細胞生物学オススメの一冊
2008/03/03(Mon) 12:16:52
Molecular Biology of the Cell(細胞の分子生物学)


生物系の学生さん、生物系学部に学士編入を考えている方にオススメの一冊です。医学部学士入学の必須本と言われているエッセンシャル細胞生物学

の上級版の原書です。細胞生物学と英語を同時に学習できてこの値段だったら買いだと思います。わしもいま読んでます。時間かかりますけどね。たぶん慣れてきたらすらすら読めるようになると思います←楽観w

この2書の特徴は、日本の学術書と違って理解しやすい表現、例えもふんだんに使っていて、Molecular Biology of the Cellは専門用語以外の英単語、英語表現にも結構触れる事ができます。また、なんでそうなるのかといった原因説明も多くされているので、理解しやすいと思います。
PR
http://www.sciam.com/article.cfm?articleID=BAB80AA1-E7F2-99DF-3A640AF2C3600666

マウスの海馬への幹細胞注入実験から、老齢のマウスにおいても神経の順応性と可塑性が見られたことから、アルツハイマーやハンチントン病の患者の脳に幹細胞移植することで、これらの症状が軽減できる可能性があるとしているが、未だ動物実験の段階なので、医療への応用はまだ先になるだろう。

マリファナに含まれるcannnabinoidsという物資が、胎児期における注意力と判断力に関する脳形成に阻害を与える。
母親がマリファナを吸っていた子どもは同級生と比べて情報処理能力が遅くなる。だが、他の能力は同等である。

胎児期における、特定の時期に特定量のマリファナ用物質が脳に働いて判断、認識に関わる部分の形成を促進するのだが、不適切な時期にこれらの物質が作用すると、正常な神経回路の形勢を阻害する。
生物学の特徴
2007/10/16(Tue) 12:09:40
ということで、やっと勉強しようシリーズにわしの専門敵領域である生物学を足します。
なんで最初に生物じゃないんだという問いには、興味があんまりないから。と答えます。基本的に専門科目は嫌いになる傾向があります、わし。
高校のときは日本史ばっかやってました。

まあどうでもいいのです。
とりあえず、生物学と他の理系科目(化学、物理)との違いについて説明しましょう。地学はよくわからんけど、どっちかというと生物に近いかもしれませんね。

生物の特徴、それは実験するのが難しい。ということです。
実験、研究というのは多くはその現象の原理の解明とか、法則の発見のために行います。
たとえば、重力の影響を調べるためにピサの斜塔から重さの異なるものを落として落下速度を比べるとかですね。この場合、空気抵抗もあるのですが、形状が大きく違わない限りそれほど大きな影響を与えないでしょう。
つまり、単純なんです。

が、生物の場合、体内では複雑な代謝系、生態系においては複雑な物質の循環と環境からの影響などがあり、個々の要因の影響を調べるのが非常に困難になるわけです。

たとえば、遺伝の研究について話をすると、メンデル以前の遺伝学者は、身長とか、見た目とか、体重とかそういうものの遺伝について調べていました。これらは複数個の遺伝子の影響と、環境の影響を受けます。
要するに、こんなもの調べていったって、遺伝についてほとんどわからないということなのです。

そこでメンデルが登場するわけです。
彼は偶然にエンドウの種子の形とか色に違いがあって、その割合が一定であることに気づきます。偶然です。しかも、偶然それらの形質は単一遺伝子によって支配され、環境の影響をあまり受けない形質だったのです。

そこで彼は特定の形質について純系(その形質をもつ系統の個体同士を掛け合わせても同じ形質しか現れない系統)を作り出し、雑種を作る実験を行います。
その結果、黄色の種子を作る系統と緑色の種子を作る系統を掛け合わせた雑種第一代(F1)はすべて黄色い種子を作ることがわかりました。じゃあ、緑色の種子を作る要素的なものはどこに行ったのだろうということで、F1どうしを掛け合わせてみました。すると、黄色:緑=3:1という結果が出たのですね。

ここから、メンデルの遺伝法則が考え出されたわけです。
すべてのF1は黄色い種子しかつけなかったが、そのF1どうしを掛け合わせると緑色の種子をつけるものが四分の一できたということは、F1にも緑色の種子をつける要素が含まれているということになります。含まれているけど、その形質は発現しない。そこで、遺伝の要素には優劣があること、それぞれの両親から確実に要素を受け継ぐことが考えられるわけです。

で、長くなるからここまでにしますが、メンデルは物理学を学んだ人です。生物学に物理学の考えを導入したということになりますかね。それまでの生物学にはこういう考え方はなかったんですね。
物事を簡単にみていくという考え方が。

だから、メンデルがこの実験結果を考え出した当初は受け入れられなかったのです、生物学界に。

なんかちょっとそれたな。
で、このエンドウの場合は純系を作って単一形質についての遺伝を調べることで、「遺伝」という要因について綺麗に説明できたわけです。

じゃあ、今度は人間について考えてみましょう。
たとえば、人の性格について調べたいとします。

「キレる人」と「キレない」人がいるのは何故か。

ちょっと考えてみてください。
HOME  
忍者ブログ [PR]

Designed by A.com