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欲求不満(フラストレーション)と耐性
2007/10/14(Sun) 02:29:13
倫理の参考書を読んでいたら、近年個人の欲求が高度化して、それが満たされないことが多くなってきたので、それに対する耐性をつける必要があるのかもしれないと書かれていた。
では、なぜ、個人の欲求が高度化してきたのか。 それは自由が増したから。個人の自由だというのが最近の流れです。その自由には責任が伴います。個人の行動にはその個人への責任が伴うのです。 なぜ、自由になったのか。経済的に裕福に成ったから。昔は働かざるを得なかった。ところが裕福に成るにつれ、働く必要性が低下してきた。また、職業などを選ぶ自由が増えた。 選択肢が多いということはそれだけ葛藤が生じるのです。 昔なら、親の仕事を継ぐのが当たり前だった。大学を出たらすぐ就職して収入を得るのが普通だった。 ところが今は、それほどの緊迫感がないわけです。親が裕福だから、多少親のすねをかじることが出来る。となると、今の状態よりもいい状態にうつることも出来る余裕がでてくるわけです。 すると今の自分と、想像の中のよりよい環境の自分を比較することが始まる。そうすると今の自分に不満が出てくるわけです。そして、現状と理想の間の差異が欲求不満として蓄積していくのです。 事由によって縛られているとはサルトルが言ったことですが、まさにその状態ではないでしょうか。 色々な自分を想像できる訳です。 今の状況を受け入れることが出来なくなってくるのです。 それが精神に負荷をかけていきます。 これがうつ病患者の増大の一員ではないでしょうか。 理想の自分と今の自分を比較して絶望するのです。本当にこのままでいいのかと。 まさに自由が生み出す苦悩です。 自由がはたして本当に人にとって良いことなのかということです。 これを克服するには耐性をつけることではななくて、現状を受け入れる心の変化が必要なのではないでしょうか。耐えるんじゃない。それが当たり前だと思うのです。 だって、耐えるってことは欲求の不満を蓄積していくことでしょう?そうするとより多くの不満が溜まっていくことになり、より深刻な心の病を引き起こす可能性がでてくるということです。 理想はあくまでもりそうです。本当にそうなるとは限らないのです。 理想を達成しようと思うと強固な意志、自主性が求められます。 カースト制度、士農工商精度はある意味では個人の負担を減らすメリットも持っているのです。その現状を受け入れるしかないのですから。葛藤の余地なんてありません。 サルトル 身分制度 自由 PR この記事にコメントする
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